買っていいのか?と聞かれる
本日は複数のお客さまから「物件購入したいアピール」をいただきました。
お一人はシンガポールの方で地盤改良している土地というのは初めてだそう。
地盤改良が必要な理由を知りたいというので、業者に問い合わせたところ、新築時の資料があるので、見せてもらいました。
内容は地盤の表面が軟弱で下の方が堅い地層というのが原因のようでした。
報告書には分かりやすい図も付いているので、こちらを見ていただくことに。
スクリューフリクションパイル工法という方法で地盤を補強しているようなので、こちらはURLを貼り付けて、内容を確認いただきました。
買って大丈夫なのか?という質問に対しては残念ながら、100%大丈夫ですとは言えない。と伝えた上で(何ごとも)地盤保証の保証書があるか明子さんに確認してもらったところ、保証書を送ってくれました。
これは一つの大きな安心材料にはなるので、早速共有するとやはり購入する意欲がどんどん湧いてきているようでした。
リスクを費用算出する
午後は千織さんの案件のお客さまでも買いたいフェーズに入っているお客さまがいるので、お話しを聞くことに。
この物件どう思いますか?と送られてきた図面で一番最初に見るのは間取りではなく、絶対に「備考欄」と「帯欄」を確認します。
備考欄は予想通り、文字でびっしり。
契約不適合免責、雨漏りあり、設備保証免責、井戸あり、浄化槽の残置物あり、その他色々。
一瞬はえっ!?と思うのですが、このあたりは担当者さんに聞きながら、程度の度合いを探って、もし直す場合はいくらくらいかという費用を当てはめていきます。
もし、価格が相談できるようであれば、出費を考慮した価格で担当者さんに伺ってみるのもありだと思います。
千織さんが送ってくれたなかでも一番気になったのが、擁壁です。
こちらも簡単に大丈夫だろうとは言えないのですが、すぐに修繕が必要ではなくても、将来的に出費があるかもしれないというのはお伝えする必要があります。
家を買うってやはり大ごとだな。。と思う仲介11年目の私です。