不動産業界の暗黙のルール

先日夫の友人から家探しを手伝ってほしいと連絡をいただいたので、物件を探していました。
今と同じ町内で探しているということだったので、エリアが狭く、候補物件もそうありません。
本日見てみると新着物件が出ていたので、早速ご紹介したところ、ぜひ一度見てみたいということでした。

仲介さんに電話してみると、どんなお客さまなのか?年収はどれくらいか?何人家族か?購入の目的は?と事細かく聞かれたので、お答えしていくと、ひょっとして○○さんですか?と聞かれて、ドキッとしました。
1週間前に弊社が掲載しているポータルサイトからメール頂いてますよ!と強めに言われ、「すでに問い合わせいただいているので、御社仲介無理ですね」と言われてしまいました。
そうそう。。こういうパターン、いままでも何度もありました。
すでに物元業者に問い合わせをしている場合、業界の暗黙のルールで仲介に入れない場合があるのです。
続けて「そういうお客さまは売主が嫌だと言ってますので!うち経由の客ってことであれば、内見自体は大丈夫ですので」と言われて、会話終了です。

感覚が麻痺していくのか?

午前中に嫌な気持ちになりましたが、気を取り直して、夫の友人に連絡することに。
なぜかその方が申し訳なさそうな口調だったので「なかなか売りに出ない物件なので、ぜひ内見だけでも」とお伝えして、その会社さんに連絡してみるように話してみました。
お客さまは問い合わせボタンを押して名前、詳細を記入したこともうろ覚えでした。
内見するかどうかは分かりませんが、また1週間後にいかがですか?と連絡してみようと思います。
1回でも嘘をつくと、それがきっかけで心まで腐っていきます。
不動産業は動くお金が大きいので(今回の仲介手数料も数百万円です)次第に感覚が麻痺していく人を何人も見てきました。
イーエムラボには明確な行動指針があります。
社内で共有しているものですが、こういう見えないことを大事にしています。

今日は日報というより想いを語る場になってしまいましたが、こういう気持ちになることが増えてきたので、売却に注力しよう!と1年前から売却仲介に力を注いでいます。
売り出す側になって、誰でも好きな仲介さんから物件の紹介を受けれるようにしていきます。