過去の記憶が蘇る

本日は11年前に働かせてもらっていた不動産会社の社長に逢いに行ってきました。
私が通っていた店舗は退去して、新しい場所に移転することになると連絡をもらったので、鍵を返却する前に最後に店舗とお別れをしてきました。
長男が1歳のとき、息子も一緒に出勤させてもらったことも思い出しました。
当時は宅建士の免許も持っていない完全な未経験者だったので、契約書のハンコの押し方、製本の仕方、申込書の書き方を教えてくれた私の恩師です。

今でも私の履歴書を持ってくれているらしく、場所は変わっても変わらない小物やデスクを見ると安心しました。
店舗に向かう道中には昔の記憶が一気に蘇りました。
初めて申込みをもらったけど、職業のせいでオーナーにお断りされてしまったこと。
私道を通る度に近所のおばさんに怒られていたこと。
製本が下手すぎて、何度もやり直しをしたこと。
ハンコの押し方が分からずに、そもそも割印、消印、消印とは何か?を社長が2時間かけて教えてくれたこと。
本当にたくさんのことを学ばせてもらいました。

悩みがなくなりました

最近悩んでいることを相談したいと思っていたのですが、社長のコロナ以降の大変だった時期の話しを聞くと、自分の悩みなんて、そもそも悩みでもないことに気づきました。
社長は昔から聞いたら何でも教えてくれる人なので、17年間不動産業界で働いてきて、どういう心境や環境の変化があったかという話しをしてくれたり、何を大事に会社経営をしてきたかというのを語ってくれました。
事業をしていると良いときもあれば、ドン底を見るときもあります。
最近特に思っていましたが、ひとに「弱み」を見せることができるのは、自分(自分のやってきた事とか)に納得しているからできることなんだと思いました。

私はまだ体力的にも元気があるし、老眼も始まっていませんが、先輩経営者から「歳を重ねる」話しを聞くと少しずつ備えていく時期でもあるなと感じています。
自分が何が好きで、何を(本当に心から)望んでいるのか。
20代の人と話すのも刺激になるよ!とアドバイスいただいたので、2月は若い世代の人とも交流させてもらおうと思っています。
社長が新たにはじめるみんなの居場所となる公民館のような場所。
状況ややっていることは変わっても心の根っこのところは変わっていない、相変わらず熱い社長です。
これからもずっと私のメンターでいてくださいね。