大変な記憶も吹っ飛ぶ

本日はずっとやりとりをしてきたお客さまの引き渡しの日。
決済の場では、区分所有者変更届を忘れたり、お客さまからいただく工事申請書をプリントアウトし忘れたり、自分自身が嫌になるほどの忘れものをしてしまいました。
事務所にある区分所有者変更届はまさかの複写式がぐしゃぐしゃに。
(おそらく、何かの拍子に上から記入してしまったのかと。。)
急いで物件の管理室に行きましたが、管理人さんは清掃中。
40分程待っていると「あらら。。お待たせしてしまいましたか?」と優しく管理人さんが声をかけてくださったので、「はい、たくさん待ちました」と二人で笑いながら、管理室にお邪魔しました。

その後、鍵を持ってお客さま宅に行き、仕事をしているお客さまの隣で印鑑を押したり、最後の資料整理をしているときに奥さまがぎゅーっとハグしてくれました。
メキシコから来た奥様は日本語がまだ話せません。
「Kanakoがいなかったら、私たちはmy homeを買うこともできなかった。本当にありがとう。」と言っていただき、この瞬間に私の大変だった記憶は一気に吹っ飛びました。

最後の書類整理

自宅では旦那さまが仕事をしている横で、契約前、契約後、ローンの手続き、火災保険などの書類がたんまり溜まっているので、一枚ずつ確認して、ファイルに入れていきます。
外国人のお客さまにとって、どの資料が大切であり、どれは捨ててよいかという判断は難しいのです。
私の最後の仕事は権利証という一番大事なものが後日送られてくることを説明し、それと一緒に保存しておいてほしい資料一式をまとめて、不要なパンフレットや紙を破棄することです。
最後、別れる際にバナナブレッドをくれたのですが、実は私はバナナブレッドが大好きなんです。
ハワイのヒロ市に住む父の友人が作ってくれるバナナブレッドは絶品なのですが、その味にそっくりでした。

おそらく今年一番手間がかかる仲介業務でしたが(笑)、終わって鍵を渡すときの爽快さはたまりません。
2人にお別れのハグをしましたが、おそらく直ぐに連絡があると思います。
See you again soon!