特約部分は要注意

今日は朝5時からずっと契約書と重説のチェックをしていました。
急遽、業者の買主さんの希望で31時間後に契約となったので、私もおちおち寝られませんでした。
送られてきた特約部分に嫌な感じがしたので、弁護士の先生に一字一句確認してもらい、フィードバックをもらいました。
先生とのロールプレーは面白く、「それじゃあさ!仲介さん、この場合は〇〇なの?って聞かれたらどうすんの?」とガンガン詰められます。(毎回です)

これにサインさせちゃ、ダメでしょ!と喝を入れてもらい、私の見落としていた部分を明確化してくれ、それを回避するために文章化してくれます。
特約条項の20行くらいの中に「道路の境界確定照明図面」や「越境物が発見された場合」など、現状のままの引き渡しでは白紙解除になってしまう特約内容になっていました。
(売主さんはそのままの売却を希望している)“たぶん大丈夫だろう”で契約していただくわけにはいかないので、朝の時間をめいっぱい使って、お互いに妥協できる内容に仕上げたつもりでした。

最初が肝心

買主さんからの連絡は13時10分が期限だったのですが、時間になってもメールも電話も来ないので、少しずつ心配になってきました。
お客さまとの約束の20分前に電話があり、特約の内容を変えてほしいと依頼が。。
お客さまにすぐにLINEをしたところ、今から会社を出るところだったので、待機してますとお返事をいただき、買主さんと交渉を続けてみました。

しかしながら、本日契約したとしても契約の巻き直しをしてほしい等、今日契約する意味が分からなくなってしまったので、お客さまと話し合い、一旦仕切り直しすることになりました。
お客さまは共通の知人を介して紹介いただいた方であり、不動産取引にも仕事で関わっている立場の方なので、すぐに理解してくださいました。
仲介として、当日にバタバタしたうえ、仕切り直しするのは恥ずかしいですが、のちの金銭的なトラブルを招くくらいなら、初めをきちんとしておきたいと思いました。
とりあえず、今から再度お客さまにお詫びのメールとラインを入れたあと、早めに寝たいと思います。