【NEWS】利上げ時代に突入。住宅ローン、どう選ぶ?

利上げの時代に突入。
住宅ローン、どう選ぶ?
2026年6月現在、政策金利は31年ぶりとなる1.0%の水準に。 住宅ローンを取り巻く環境は、ここ数年で大きく変わりました。 今回はEM Laboスタッフが実際に感じている「現場のリアル」をもとに、 金利上昇時代の住宅ローンとの向き合い方をお伝えします。
今、金利はどのくらい?
4月・5月・6月と、各金融機関から住宅ローン金利の見直しが相次いで発表されました。 今回の日銀の利上げは2025年12月以来のこと。 「政策金利1%」という水準は、実に31年ぶりとも言われています。
私たちが日々お客様にご案内する変動金利の目安は、最優遇を受けた場合で0.95%前後。 環境配慮型住宅などの条件を満たすとさらに若干優遇されるケースもありますが、 今は「変動金利1%前後」が一つの基準になってきたという印象です。
資金計画を立てる際の目安
- 変動金利の現在の目安:1.0%前後
- 試算に使うおすすめ金利:1.2%(上振れリスクを考慮)
- 固定金利(フラット35):3%台まで上昇
- 今後の想定レンジ:1.5〜2.0%まで上昇する可能性もある
同じ8,000万円を借りると、月々いくら変わる?
実際の数字で見てみましょう。
約3年前と現在を比較すると、その差は決して小さくありません。

毎月約3万円、年間では約35万円の差。 数字にすると、あらためてインパクトがあります。
参考までに、アメリカに住む親族に聞いたところ、現在30年固定で5.78%の住宅ローンを利用しているとのことでした。それと比べると、日本はまだまだ低金利と言えるのかもしれません。
新しい住宅ローンも続々登場
金利が上がる中、金融機関側も新しい商品の開発を進めています。 40年ローン・50年ローンが一般化しつつある中で、最近注目しているのが 住信SBIネット銀行の「期日一括返済併用型住宅ローン」(ハイブリッド型)です。 担当の方から直接説明を聞いたばかりの、出来立て商品です。
住信SBIネット銀行 ハイブリッド型住宅ローン 概要
- 対象エリア:東京23区・横浜市・川崎市・大阪市
- 対象物件:担保評価額1億円以上のマンション
- 借入額:最大3億円
- 担保評価額の50%を据え置き(最後に一括返済)
- 選択肢:現金返済・売却・再融資(住み替え時)
簡単に言うと、住宅価格の一部を最後まで返済せずに残しておくことで、 毎月の返済額を抑える仕組みです。
個人的に興味深いのは、対象エリアが東京23区・横浜・川崎・大阪市に限られている点。 これは金融機関が「このエリアであれば、20〜30年後のマンションでも一定の資産価値が残る」 と考えているからこその商品設計だと思います。 言い換えれば、「住み替え」を前提とした住宅ローンとも言えます。
返済総額だけを見れば一般的な住宅ローンより高くなることがほとんどですが、 住宅ローンは単純に金利の高い・低いだけで選ぶものではありません。
年収の何倍まで借りていいの?実際の事例
ここ数ヶ月で実際に住宅ローンを組まれたお客様の事例をまとめてみました。
| 世帯年収 | 借入額 | 年収倍率 |
|---|---|---|
| 1,000万円 | 5,780万円 | 5.8倍 |
| 1,100万円 | 7,000万円 | 6.4倍 |
| 1,600万円 | 9,800万円 | 6.1倍 |
| 2,370万円 | 1億2,800万円 | 5.4倍 |
| 2,800万円 | 2億円 | 7.1倍 |
| 5,000万円 | 7,600万円 | 1.5倍 |
こうして並べてみると、EM Laboのお客様は比較的堅実な借入をされる方が多い印象です。
もちろん例外もあります。年収2,800万円のご家庭は年収の約7倍の借入をされましたが、 購入された物件はその後、上階住戸が数千万円高く成約しており、結果的には満足されているご様子でした。 また、1.5倍のお客様は都内での生活に疲れ、リモートワークを活かしてリゾート地に転居されました。
借入倍率の数字だけでは、その人にとっての「正解」はわかりません。 大切なのは、数字の背景にあるライフプランです。
結局、一番大事なことは
「どれくらい借りられるのか」「買った方がいいのか」「賃貸の方がいいのか」。 この問いへの答えは、その人が何に幸せを感じるかに尽きると思っています。
- 不動産で資産形成をしたいのか
- 安心できる住まいを持ちたいのか
- 家族との時間を大切にしたいのか
幸せの軸は人によって違います。
私たちの仕事は、その軸を一緒に整理することです。
EM LABOが一緒に考えること
- この物件ならどの金融機関が合うか
- 金利・団信・保障のバランスはどうか
- 将来のキャッシュフローはどうなるか
- 住み替えを視野に入れるなら、どんな組み方があるか
必要であればFPの先生にも相談しながら、まだ見えていない将来の支出も含めて一緒に検討します。 そして、その答えを不動産という形に落とし込んでいく。 そんなお手伝いができる会社でありたいと思っています。
住宅ローンは物件購入のハイライトです。
家を買うことはもちろん大切ですが、
その先の暮らしが無理なく続いていくことの方が、もっとずっと大切。
「低金利が当たり前」の時代は、少しずつ変わってきました。 だからこそ今は、「どの物件を買うか」と同じくらい、 「どの住宅ローンを選ぶか」が大切な時代になっています。












