新しいのが良いとは限らない

本日は毎週お馴染みになっている山梨での内見でした。いつも遠方の内見をしている訳ではないのですが、今回のお客様は既に知り合って2年が経っていて、ビルの購入やリフォーム、友人を紹介してくれたり何かとご縁をいただいているお客さまですので、プライベートの予定も兼ねて山梨の内見に行ってきました。

今回見せていただいた物件は築30年〜築50年前後の物件です。当然、手直しが必要な箇所もあるのですが、どの物件も素晴らしい木造建築物です。

最後の物件はオーナー様の娘様が立ち会いしてくださったので、当時の新築の様子をお話いただきました。新築当初は「城が建った」と近所の人たちが集まって、連日多くの来客があったんですよ。と話してくれました。欄間が特に素晴らしく、お客様もじっくり一カ所一カ所見てまわっていました。

特に東京都心では古屋は直ぐに潰されて、マンションになってしまいますが、日本の素晴らしい木造建築を残していけるように、金融機関の融資判断基準も変わっていってほしいと強く思いました。

人生の先輩から学ぶことが沢山ありました

最初の物件を見せてくれた業者さんは地元の不動産会社の代表の方でした。既にお孫さんがいらっしゃるとのことですので、かなりのベテランです。

「内見前にお伝えしたいことが2点ございます」と事前にお話してくれたので、内見しているときにも「該当箇所」を念入りに確認することができました。

また「農地転用」が必要な土地が一部含まれているので、具体的な流れや進め方についても教えてくださいました。売主側、買主側に関係なく、一緒に進めていきましょうという気持ちが非常に伝わってくる業者さんでしたので、わたしのお客様も安心してお任せできますねと喜んでいました。

仲介は共同仲介で100%ずつ仲介業者として双方のお客様に責任が生じるので、どちら側とか関係なく、一緒にフォローしてくださる業者さんと一緒に仕事ができることは非常に光栄なことです。私も自分が売主側の仲介の立場になったら、同じような対応ができるよう心がけたいと思いました。

物件前の田んぼの様子(故郷の淡路島を思い出しました)